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冬に読みたい絵本

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寒い冬の日、保育園での読み聞かせは子どもたちがほっこりと温かい気持ちになれる時間です。
冬の季節感を感じられる絵本は、子どもたちの想像力や感受性を豊かに育むきっかけにもなります。
今回は、冬にぴったりの絵本を紹介し、おすすめポイントを詳しく説明します。

冬に読みたい絵本


▲しろくまちゃんのほっとけーき
(作:わかやま けん)

しろくまちゃんがホットケーキを作るシンプルで親しみやすいストーリーは、小さな子どもたちにも理解しやすく、絵も温かみがあります。冬の寒い日におやつを作る楽しさが伝わり、「作ってみたい!」という気持ちを引き出せます。調理の様子が細かく描かれており、音の表現「ぷつぷつ」「ふくふく」などが子どもたちの興味を引き、食べる喜びや親子のやりとりの温かさも伝わる作品です。




▲やまのおふろやさん
(作:とよた かずひこ)

雪が降る山の中、ぽこぽこぽことお湯が沸いたお風呂に動物たちが入っています。分かりやすい話と可愛らしい絵、そしてくり返すテンポの良さで大人気の1冊です。最後にお風呂に入ってきていいの!?という展開もあり最後まで楽しめますよ。




▲てぶくろ
(絵:エウゲーニー・M・ラチョフ 訳:うちだりさこ)

冬の森に落ちた手袋に動物たちが次々と入っていくストーリー。動物たちのやりとりが楽しく、想像力をかき立てます。また、「自分も手袋の中に入りたい!」という共感を呼ぶ暖かな話です。動物たちの表情や、ぎゅうぎゅう詰めの様子が面白く、子どもたちが「次は誰が入るのかな?」とワクワクしながら聞けるところがいいですね。




▲おでん おんせんにいく
(作:なかがわ ひろたか 絵:長谷川 義史)

「こんどのれんきゅう、おんせんランドでもいこうか」とさつまあげのお父さんの一言から始まり、たまごのお母さん、息子のばくだんくんのおでん親子がおんせんランドに出かける物語です。おでんだけに予約の「おでんわ」をかけて「おでんしゃ」にのって出かけるという遊びも楽しめるのがいいですね。到着していざ入湯!クリームシチューの湯、ゆどうふの湯、よせなべの湯、ちゃんこの湯、、、その他にも様々なおんせんがあり気になります!心も体も芯から温まるようなオススメの1冊です。




▲ふゆじたくのおみせ
(作:ふくざわ ゆみこ)

動物たちが冬支度をするために訪れるお店の物語です。冬支度の重要性や、自然の移り変わりが描かれ、環境や季節への理解を深めます。お店に並ぶ品物が丁寧に描かれており、子どもたちが「これは何に使うのかな?」と興味を持つこともできるのでオススメです。動物たちの表情が豊かで、会話のきっかけになるところもいいですね。




▲モチモチの木
(作:斎藤 隆介)

真冬の夜、モチモチの木が幻想的に光る場面が印象的な絵本です。怖がりの豆太が、病気の祖父のために頑張る姿が感動的で、勇気や成長について考えるきっかけになります。年中、年長のクラスで静かに耳を傾けて、読み終わった後に子どもたちと「勇気ってなんだろう?」と話し合う時間もいいですね。


まとめ

冬に読みたい絵本は、心が温まるストーリーや季節感を味わえる作品が多く、子どもたちにとって特別な時間を作ることができます。
年齢に応じた絵本を選び、寒い季節でも楽しい読み聞かせの時間を過ごしましょう。
絵本の世界を通して、冬の魅力をたっぷり感じさせてもらいたいですね。

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