コラム

実習中、泣いている子どもがいたらどうすればいいの?

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保育実習中に近くにいた子どもが突然泣き出してしまった!
このような場面を経験したことがある人は多いのではないでしょうか。
状況も分からずどうしたらいいのか…と戸惑うことがないように、今回は泣いている子どもがいるときに気をつけることを紹介しましょう。

怪我はないか確認

4.5歳児クラスの子になると、自分で状況を説明できる子もいますが、2.3歳児には難しいでしょう。
まず初めに、全身を確認して怪我がないか確認してください。
転んで膝や手のひらを怪我している可能性も考えられますので、長ズボンをまくって膝や頭をぶつけてないか確認することが大切です。
怪我をしている場合には、「ここぶつけて痛かったね」と思いに共感することで気持ちが落ち着くこともありますよ。

話を聞く

子どもたちは、様々な感情を泣いて表現します。

・怪我をして痛い
・友だちと喧嘩した
・急にさみしくなった
・思い通りにいかないことがあった

「泣く」ことにたくさんの意味が込められていますので、あらゆることを想定して声をかけるといいですね。
「どうしたの?」と声をかけるのもいいのですが、2.3歳頃は自分の言葉で状況を説明することが難しく、普段は話し上手な5歳児でも泣いてパニックになっているときには答えられないこともあるでしょう。
「どこか痛いの?」「友だちとなにかあったの?」というように、優しく問いかけることでうなずいたり首を振ったりして反応しやすくなりますよ。
しかし、場合によっては問いかけても泣き続けて話を聞くことが難しい場合もあります。
その時には、「泣いていても分からないよ」と返答を急がせるのではなく、近くで寄り添い落ち着くのを待つことも大切です。
また、気持ちが不安定な時には信頼している人を求める場合もあるので、担任の先生の所まで連れて行くのも一つの手ですね。

思いに寄り添い、共感する

少し落ち着いて子どもが話し始めた時には、まず「聞く」ことです。
思いが高ぶり上手く話せず口を出してしまいそうになりますが、一生懸命に伝えようとしている姿を見守りましょう。
子どもが話し終えたら「〇〇ちゃんはこうしたかったんだね」「転んでビックリしたね」というように状況に応じて思いに寄り添う言葉かけをしていきましょう。
友だちの遊んでいる遊具をとってしまい「遊ばないって言われた」と泣いている子がいたとしましょう。
「おもちゃをとったから悪いんでしょ」と注意したくなりがちですが、まずは「○○ちゃんと遊びたかったから取っちゃったのかな?」と共感することも大切です。
自分の気持ちを受け止めてもらったことで気持ちも落ち着きますので、その後にどうすれば良かったのかを一緒に考えていけるといいですね。

担任の先生への報告

泣いている子も落ち着いて、また遊び始めたとしても担任保育士への報告は必ずしましょう。
転んで泣いている子がいて全身を見て怪我がなかったとしても、後に頭を打ってたんこぶになっていたということも少なくはありません。
子どもの状況を説明するとともに、実習生がどのように対応したのかを細かく伝えてください。
もし対応に悩んだ際には、「このように関わったのですが、大丈夫でしたか?」と保育士にアドバイスをもらうのもいいですね。

まとめ

突然の出来事に戸惑い対応に悩むこともあるでしょう。
前回はこの方法で泣き止んだけれど今度は上手くいかなかったというように、その都度状況に応じて必要な関わりも変わってきます。
保育士の関わりや言葉かけを観察したり、積極的に子どもたちと関わったりすることで学ぶことはたくさんありますよ。
様々な気づきや反省を生かして素敵な保育士を目指していきましょう。


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