コラム

こんなときどうする?実習中に起きた「困った!」の解決策

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保育現場を知ることができる保育実習は、多くの学びがありますよね。
楽しいこともあれば、こんなときはどう関わったらいいのだろうと困ったこともあるのではないでしょうか。
今回は、実習中に困った出来事とその時の解決策を、現役保育士の筆者がまとめました。
園それぞれで対応方法は異なるかもしれませんが、参考になれば嬉しいです!

保護者からの質問

【困ったエピソード】
朝の登園時間、保護者から質問を受けました。
とても急いでいるようで、早く答えが聞きたい様子でした。
しかし、周りの先生たちも保護者の対応中だったため、どうすればいいのか困りました。

【答え】
実習生とはいえ保護者からは一見、先生と変わりありません。
もちろん、勝手に質問に答えてしまうと後にトラブルが生じてしまうこともあるので、「すみません、今確認しますので少々お待ちください」と一声かけて近くにいる先生に伝えるようにしましょう。
担当の先生の手が空かない場合は、他の先生に声をかけて、なるべく早く対応してくださいね。


実習生の取り合いで子どもたちがケンカ

【困ったエピソード】
クラスの子どもたちが実習生の私と遊びたいとケンカになってしまいました。
みんなで一緒に遊ぼうって話しても、納得できずに泣き出してしまい、困りました

【答え】
子どもたちは実習生が大好きです! なので、まずは遊びたい気持ちを受け止めてください。
「先生と2人で遊びたかったんだよね、何して遊びたかったの?」と話を聞くことで、誰と何をするかを一緒に考えたり、順番を決めたりできるようになります。
「みんなで一緒に遊ぼうよ」と誘ってしまいがちですが、1対1を求めるときにはその声にも耳を傾けてみてくださいね。


子どもの苦手な食べ物

【困ったエピソード】
クラスで子どもと一緒に給食を食べている時に、「嫌いだから食べられない!」と訴える子がいます。
私が勝手に「食べなくていいよ」とも言えないので、その場合には完食するまで見守った方がいいのでしょうか。

【答え 】
苦手な食べ物があると食事が進まず、どのように声をかけたらいいか困りますね。
クラス担任の先生は「じゃあ一口だけ食べてみようか?」「ご飯と一緒に食べてみると美味しいよ」などと様々な声かけを工夫しています。
一口の量を少なくしたり、アドバイスの声をかけたりして一人ひとりに合わせた援助している先生たちの姿を真似して声をかけてみるとよいですね。
注意が必要なのは、普段は食べられるけど実習生に甘えたい気持ちから、「食べられない」と訴えることもありますので、先生にその都度確認するようにしましょう。


部分実習の時間が余った

【困ったエピソード】
給食前に15分の部分実習を任されて手遊びやペープサートを用意していたけれど、緊張してしまいどんどん言葉が速くなって早めに終わってしまいました。
これで終わりですと先生に目線で合図したのですが、まだやってほしいと言われてしまい頭が真っ白になってしまいました。
このような時には一体どうしたらいいのでしょうか?

【答え】
用意していた手遊びやペープサートで、もっと盛り上げましょう。
例えば、動物が出てくるペープサートならば動物の鳴き声を当てるクイズをしたり、手遊びで歌の速さを変えてもう1度歌ったり、手元にあるものをさらに活用して子どもたちと一緒に楽しむこともできますよ。
時間が余ってしまった場合にも焦らず、次へと繋がる方法を考えてみるといいですね。


まとめ

実際の保育現場では授業で学んだ通りにならず、臨機応変な対応を求められることもあるでしょう。
保育実習中にたくさんの経験を積むことで、実際に働き始めてからも冷静な対処ができるようになります。
失敗を恐れることなく、自分から子どもたちや先生と積極的に関わり保育園での実習を楽しんでみてくださいね。
これから保育士を目指して実習を頑張る皆さんの活躍を応援しています。


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