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部分実習と責任実習の違いってなに?

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養成校で保育士資格を取るにあたって、必ず行わないといけないのが実習のカリキュラムです。
そこでよく聞くのが、『部分実習』と『責任実習』という言葉。

それぞれの実習は、一体なにが違うのでしょうか。 今回は、解説『部分実習』と『責任実習』の違いを解説します。

部分実習とは

部分実習とは、保育園や幼稚園での生活の一部を、実習生が担当することをいいます。
例えば、保育園の1日の流れが「朝の会→主活動→昼食→午睡→おやつ→帰りの会」の場合、部分実習ではこれらの活動の一部を実習生が主として行います。
朝の会であったり、絵本の読み聞かせであったり、製作遊びであったりと内容は様々で、実習生自身で考えて指導案を作成します。

なにをするにも、必ず事前に実習担当やクラス担任に指導案を提出し、考えている活動内容を相談しましょう。
そうすることで、クラスの特性に合ったアドバイスが貰えることがあります。

また、いざ子どもたちの前に立つと、緊張して流れを忘れてしまうことも。
部分実習で行う内容を、一度家で試してみるのも大切です。
その時、急に「〇〇します!」と言ったところで子どもたちは落ち着いて話を聞いてくれるとは限りません。
子どもたちの興味を惹く導入方法も考えておきましょう。


責任実習とは

園や学校の方針にもよりますが、責任実習はその名の通り、1日の保育生活全てを実習生が主となって指導することをいいます。
そのため、1日の流れを十分に把握しておくのがとても大切です。
大まかにではなく、どのタイミングでトイレへの声掛けをするのか、どのタイミングで片付けを促すべきかなどをきちんと考えて、日案を組まなければなりません。
もちろん、担任の保育士もフォローはしてくれますが、基本的には実習生の考えた日案に沿って動きます。
子どもたちが普段のペースを崩さず生活できるように配慮しましょう。
また、主活動の内容も年齢と発達に合ったねらいをしっかり定めて、子どもたちの心身の成長を促す内容を考ることが大切です。


まとめ

部分実習や責任実習は、とても緊張すると思います。
自分を助けるためにも、詳細な日案や実習案を書くようにしましょう。
子どもたちの言動を予測し、様々なパターンを考慮した上で日案や指導案を書くことで、脳内で本番のシミュレーションをしておくことができます。
そして、十分に準備をしたなら自信を持って笑顔で取り組むようにしましょう!
実習生だからこそ、完ぺきである必要はありません。
謙虚な気持ちも大切ですが、子どもたちと関わり、保育士の仕事を学べる実習に積極的に取り組んでくださいね。


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