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5月に読みたいおすすめ絵本

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5月は入園や進級から1ヶ月が経ち、少しずつ新しい環境にも慣れてくる頃です。
暖かい日も多く、行事の一つとして遠足に行く園も多いですよね。
今回はそんな5月にぴったりな「ピクニック」や「おべんとう」に関する絵本と、大型連休中の祝日の一つである「こどもの日」にちちなんだ絵本をご紹介していきます。


「ピクニック」「おべんとう」の絵本


▲14ひきのぴくにっく
(作:いわむら かずお)


いわむらかずおさんの代表作「14ひき」シリーズの一冊です。14ひきはおにぎりと水筒をリュックに入れて家族みんなでピクニックに出かけます。森には、どこまでも青い空、すみれの花やたんぽぽのふわふわした綿毛など春がたくさん溢れていました。同じようにお弁当を持って暖かい日にピクニックへ出かけたくなる絵本ですよ。




▲おべんとうをたべたのはだあれ
(作:神沢 利子 絵:柿本 幸造)


女の子が野いちごを摘みに森へ出かけに行くのですが、お昼になったお弁当を開けると…お弁当がちょっぴりなくなっています。次の日にまた森へ行き、お弁当を開けたらやっぱり中身が少し減っているのです。さて、女の子のお弁当を食べてしまったのは誰なのでしょう?この後登場する両手いっぱいにイチゴを持ったクマさんとのやりとりも可愛らしく、暖かい気持ちになる一冊です。




▲おでかけのまえに
(作:筒井 頼子 絵:林 明子)


楽しみにしていたピクニックに行く日、目覚めた「あやこ」は晴れていることに大喜びです。朝ごはんを食べているあやこはいい事を思いつきました。お弁当箱の中身をつめてみたり、お父さんのカバンを閉めたり、お出かけのためにお化粧をしたり…。自分でできる事を一生懸命やろうとしているあやこをお父さんもお母さんも優しく見守っています。嬉しい気持ちのままピクニックに出発する姿は、とても微笑ましいですよ。



▲おべんとう
(作:小西 英子出版社:福音館書店)


こんなお弁当を食べたい!と誰もが思うほど、美味しそうにおべんとうのおかずたちが描かれています。炊き立てのご飯から、あつあつのミートボール。黄色くてふんわりした卵焼きと、子どもたちの大好きなおかずが並びます。同じお弁当を作ってみたくなるような内容で、低月齢の子から大人気の絵本です。


「こどもの日」にちなんだ絵本


▲ちいさなこいのぼりのぼうけん
(作:岩崎 京子 絵:長野 ヒデ子)


折り紙で作ったこいのぼりたちが幼稚園をこっそり抜け出して、冒険する物語です。最初のページではこいのぼりの折り方が紹介されているので、読みながら一緒にこいのぼりを簡単に折ることができますよ。こいのぼりたちが自由に空を飛んでいく姿にワクワクしてしまいます。自分で作ったこいのぼりも冒険しに行くのかな?と想像力が広がる内容です。




▲こいのぼりくんのさんぽ
(文:すとう あさえ 絵:たかお ゆうこ)


5月5日のこどもの日。こいのぼりくんがおそらをお散歩していると、ねこちゃんが「こいのぼりくーん、のーせーて」とやってきます。のせてあげたこいのぼりくんでしたが、ねこちゃんがあまりにもはしゃぐので、木の間に落ちてしまいました。さるくんもやってきて助けようとしますが…こいのぼりくんは元に戻ることができるのか夢中になって見ることができる絵本です。行事についてのわかりやすいお話もあるので、子どもの日にぴったりですよ。




▲げんきにおよげ こいのぼり
(作:今関 信子 絵:福田 岩緒)


こいのぼりの由来を伝えたいときにぴったりの絵本です。こいのぼりはいつから始まったのか、どのようにして始まったのか、他にも諸説あるようですが、納得できる内容になっています。大人でも「知らなかったなぁ」と感心してしまうお話で、保育をしながら大きな鯉のぼりを作る先生と、子どもたちが驚いたり感動したりする姿が素敵ですよ。


まとめ

まとめ

5月のおすすめ絵本を紹介してきました。
気持ちの良い天気が多い5月はピクニックや遠足が楽しめますね。
子どもたちの大好きなおかずが詰まったお弁当も、絵本を読みながら「わたしは卵焼きが好き!」など会話が盛り上がることでしょう。
子どもがすくすくと健康で育ちますように、と願いが込められた鯉のぼりを、園庭に飾るところも多いのではないでしょうか。
こどもの日の由来や、こいのぼりの話など、絵本を通して楽しみながら学んでいけると良いですね。

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