保育の情報ブログ

実習の評価について

/common/uimg/実習の評価について

保育所や幼稚園の実習を終えると、実習評価が実習園から届きます。
自分なりに頑張ったとはいえ、先生方はどのように見ていたのか気になりますね。

今回は先生方が実習をどのような視点で評価しているのかお話ししたいと思います。



評価項目

評価項目

実習評価表の項目は全国一律ではありません。
しかし評価項目の設定意図としては、学生が保育や幼児教育・施設の実習に対してどのように気持ちを向けている(ように見えている)かを測るものですので、大枠では同じと捉えて良いでしょう。


(1)実習への意欲に関する項目
この項目は「積極性」「態度(姿勢)」「意欲」などが当てはまります。
いわゆる「一生懸命さ」と言えるかもしれません。
また服装や化粧、髪の色、爪などの清潔感など容姿をどのように整えているかも含まれることがあります。
これは「これくらいなら大丈夫だろう」と思っているか「保育者としてきちんと整えよう」と思っているかが問われる部分です。

(2)子ども(利用者)への関わり
この項目は、子どもと関わる姿の評価になります。
言葉遣い等もここに含まれます。
気さくな雰囲気や普段の口調と変えることに抵抗があったりすると、子どもに対して不適切な表現を使ってしまうことがあるので、気をつけたいところです。
「やば」「うま」「すご」等は保育者として不適切との評価を受ける場合が多いので気をつけたいところです。

(3)一日の流れの理解
保育の流れを理解し、場面ごとに適切な動きができているかの評価になります。
朝の自由遊び(合同保育)の時間から片づけに差し掛かる時、夢中になりすぎて片付けに気づかなかったり、子どもをさりげなく促すことや「あ、給食のいい匂いしてきたね」などとさりげなく昼食の時間になることを知らせたりする姿などを先生方は見ています。
また、例えば活動の合間に「何時くらいになったら片付けますか?」等、次の動きを確認することでも「保育の流れを意識している」ことをアピールすることが出来ます。

(4)活動への理解
参加実習や見学・観察実習などでは設定活動(主活動)時に、子どもが活動に集中できるようなポジショニングが出来ているか(子どもの傍に居たり、気になる場所に居ないか)や、また、主活動を担当した場合の進め方、設定内容が年齢や発達と合っているか、活動への援助の仕方等も評価の対象となります。

(5)保育所・幼稚園の理解
ここは、保育所や幼稚園の機能の理解(就労以外の保育の必要性について)、保護者支援、障がい児保育、延長保育などそれぞれの保育の持つ意味をどのように理解しているか、その理解を設定活動や援助にどのように反映できているか 等が評価の対象になります。
幼稚園でも保護者支援に取り組んでいますが、保育所の方がより支援度の高い家庭が多い傾向にあります。
障がい児保育や延長保育も保護者支援・子育て支援の一環になりますので、実習中に「どんな家庭が利用しているのか」「障がい児の発達状況」など先生方へ質問をしたり、指導案の中に障がい児や気になる子への配慮が入っているかがポイントになります。
障がい児保育では幼稚園でも様々な取り組みをしていますので、先生方へ積極的に質問をし指導案に反映したり障害児への関わりに挑戦してみるのもよいでしょう。
ただ、障がい児には普段関わったことのない人に強い警戒心を示すことがあるため、先生に相談してみましょう。



評価の読み取りについて

評価の読み取りについて

実習はクラス担任の評価と園長、主任等の評価、その他関わった保育者も加えられ総合的に評価されます。
この中で特に大切なのは(1)の「実習への意欲に関する項目」です。
もちろんその他の項目も大切ですし、1回目より2回目の方が辛口評価になる傾向もあるのですが、保育所・幼稚園・施設のどれでも「実習への意欲に関する項目」は他の項目に比べて重要です。
この項目が高評価になると、他の項目で多少見劣りがあったとしても「一生懸命な学生だから、これからも頑張って良い保育者になってほしい」と、多少甘めに評価をつけてもらえることがあります。
逆に他の項目で高評価でも「一生懸命さ」などが低いと「保育はできるけど、あんまり積極的じゃない」と総合評価が低くなることもあります。



まとめ

ピアノや設定活動等に不安がある場合は、兎に角一生懸命さをアピールすると良い結果につながるかもしれません。
「忙しそうだから…」と質問を遠慮したりせずに、積極的に先生方に質問したりお手伝いを申し出たりしてみましょう。
「言われた通りする・言われるまで待つ」より「自分で考え行動する」ことと「積極的なコミュニケーション」が大切です。


実習コラム一覧

ページ上部へスクロール