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絵本の読み聞かせ5つのポイントを伝授!保育士を目指しているなら押さえておきたいコツとは?

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今回ご紹介するのは、絵本の読み聞かせのポイント。

実習でも絵本の読み聞かせって必ずと言っていいほどやりますよね。
それに、子どもたちは絵本が大好き!
キラキラした目で絵本を見ている子どもたちの表情ってすごくかわいいです。

そんな絵本の読み聞かせ方のポイントやコツを調べると、「淡々と読もう」「抑揚はつけないで」など落ち着いて読む方法が書かれているのを見かけますよね。

でも、実際に先生たちが読み聞かせをしているのを見ると、登場人物になりきって読んでいたり、子どもたちに語りかけたり自由に読んでいて「あれ?何が正しいのかな?」と疑問に思ったことはありませんか?

実は、絵本の読み聞かせは5つのポイントを押さえておけばOK!
大切なのは、子どもたちの様子を見てその時々の姿に合わせて読むことです。

絵本の読み聞かせ、5つのポイントをチェックしてみましょう!

【ポイント1】子どもが見やすい位置で絵本を持とう

【ポイント1】子どもが見やすい位置で絵本を持とう

まず大切なのが子どもが見やすい位置で絵本を持つこと。
どんな読み方をしようと、子どもから絵が見えなくては意味がありません。

あえて、自分も本を見ず子どもたちに絵を見せることもなく話す「素話」という手法もありますが、「絵本」を読み聞かせるなら絵が見えるように持ちましょう!

<見やすい位置で絵本を持つコツ>
・絵本の下、中央を片手でもち、もう片方の手でページをめくれるようにする
・絵本は自分の体の横に出し、子どもたちが全員見える位置でキープする

【ポイント2】絵本はなるべく動かさない

【ポイント2】絵本はなるべく動かさない

子どもたちは大人が思う以上に、絵に集中して聞いてくれているので絵本がゆらゆら動くと、船酔いのような状態になったり、集中力が切れてしまったりします。

そのため読み聞かせの際は、絵本がゆらゆらしないようにしっかり持つようにしましょう。

ただ、登場人物の動きに合わせて動かすのは、目的があれば「絶対にダメ」ではありません。
よく読む絵本を「今日は劇のように読んでみよう」と、いつもと違う読み方をしてみるために絵本を動かす、など目的があればOK!

その時も、激しく動かしてしまうと絵を見て楽しんでいる子どもたちは動きについていけなくなってしまい、集中が途切れてしまいます。

動かすとしても、子どもたちの目線に合わせてゆったり動くことを意識しましょう。

【ポイント3】余裕をもって読めるように練習しておく

【ポイント3】余裕をもって読めるように練習しておく

絵本は、子どもの反応を見ながら読むことが大切です。
そのためには余裕をもって読めるようにしておくことが肝心。

大人のペースで次々とページをめくってしまうと子どもは話についていけません。
子どもの反応を見ながら、ペースを合わせて読み進めましょう。

読む側が調整できるスピードは2つ。
・文を読むスピード
・ページをめくるスピード

絵本の内容によっても、読むべき・めくるべきスピードは違います。
子どもたちの表情と目線などの反応を見ながら調整するには「余裕」が必要です。

どんなにベテランの先生でも初めて読む絵本は、事前に目を通しています。
しっかり絵本を読み込んでおき、余裕をもって読み聞かせできるようにしておきましょう。

【ポイント4】抑揚をつけてもOK

抑揚をつけたり、オーバーリアクションをしたりするのもOKです!

ただ、身ぶり手ぶりをつけたり表情で表現したりと、オーバーに表現しようとすると、子どもたちは絵本ではなく絵本を読んでいる人に注目してしまいます。
あえてやるのであればOKですが、そうでなければ絵本の読み聞かせはあくまで絵本が主役。
抑揚をつけたり、声色を変えたりするのは、絵本の世界を壊さない程度にして、「先生」が中心になってしまわないようにしておきましょう。

【ポイント5】新しい本でなくても大丈夫

【ポイント5】新しい本でなくても大丈夫

子どもたちは、同じ絵本を何度も読むのが大好きです。 なので、実習で「せっかくだから子どもたちが読んだことのない絵本を読もう」と意気込まなくても大丈夫! 絵本選びで迷ったら、よく読んでいる本や子どもたちが今気に入っている本を担任の先生に聞いて同じ本を選ぶのもひとつの手です。

まとめ
絵本の読み聞かせは、子どもたちを楽しませるのはもちろん、自分も楽しみながら読むのがコツです。 とはいえ、絵本の読み聞かせ方にはこだわりのある先生もいます。 実習の時には、担当の先生がどう読んでいるのかをチェックして、読み方を合わせてみるのもおすすめです。 読み聞かせの前に絵本をしっかり読み込んでおき、子どもたちの反応を見ながら余裕を持って読むようにしましょう!

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