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保育園や幼稚園では保護者支援も重要!学校ではあまり教えてくれない大切なことって?

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保育園や幼稚園で働きたいと思って勉強しているみなさんは、子どもの発達や育ち、発達過程に応じた支援の仕方などはたくさん学んでいると思います。

でも、いざ園で働くとなると対面するのは、子どもばかりではありません。

子どもの保護者とも接しなければならないのです。

「保護者からクレームが入った」
「無理難題を言ってくる保護者がいて対応が大変」
「あなたには子どもがいないからわからないでしょ、と思われていそうで怖い」
など嫌な怖いイメージをもっている人も多いかもしれません。

でも、怖い保護者ばかりではないですし、子どものことを考えるなら保護者も含めて支援をすることが大切。

今回は、学校ではあまり教えてくれないけど、重要な”保護者支援”について解説していきます!

保護者支援とは?

保護者支援とは?

保育園や幼稚園に求められている保護者支援とは簡単にまとめると、通っている子どもの保護者の育児をサポートすることです。

保育所保育指針でも保護者支援について以下のように記載されています。
保育所における保護者への支援は、保育士等の業務であり、その専門性をいかした子育て支援の役割は、特に重要なものである。

現在の保育所保育指針(平成29年告示)では、保護者支援が保育士に求められている業務のひとつとして定められているんです。

さらに詳しく、支援の方法についても記載があります。
1 保育所における保護者に対する支援の基本
(1)子どもの最善の利益を考慮し、子どもの福祉を重視すること。
(2)保護者とともに、子どもの成長の喜びを共有すること。
(3)保育に関する知識や技術などの保育士の専門性や、子どもの集団が常に存在すること等の保育環境など、保育所の特性をいかすこと。
(4)一人一人の保護者の状況を踏まえ、子どもと保護者の安定した関係に配慮して、保護者の養育力の向上に資するよう、適切に支援すること。
(5)子育て等に関する相談や助言に当たっては、保護者の気持ちを受け止め、相互の信頼関係を基本に、保護者一人一人の自己決定を尊重すること。
(6)子どもの利益に反しない限りにおいて、保護者や子どものプライバシーの保護、知り得た事柄の秘密保持に留意すること。
(7)地域の子育て支援に関する資源を積極的に活用するとともに、子育て支援に関する地域の関係機関、団体等との連携及び協力を図ること。

幼稚園教育要領でも第3章第1第2節の7家庭や地域社会との連携で
幼児の生活は,家庭を基盤として地域社会を通じて次第に広がりをもつものであることに留意し,家庭との連携を十分に図るなど,幼稚園における生活が家庭や地域社会と連続性を保ちつつ展開されるようにすること。その際,地域の自然,人材,行事や公共施設などの地域の資源を積極的に活用し,幼児が豊かな生活体験を得られるように工夫すること。また,家庭との連携に当たっては,保護者との情報交換の機会を設けたり,保護者と幼児との活動の機会を設けたりなどすることを通じて,保護者の幼児期の教育に関する理解が深まるよう配慮すること。
と定めています。

「保護者支援」という言葉で難しいことが書いてあるように感じられるかもしれませんが、
・保護者が育児について困ったり悩んでいたりした時に相談にのる
・保護者から子どもや園生活に関することで相談されたら話を聞く
・必要な時には関係機関につなげたり、連携したりしてサポートする
のが保護者支援です。

これまでにも園でやってきたことを、指針や要領できちんと定められるようになった、と考えるようにしましょう。

保護者支援の考え方

保護者支援の考え方

保護者支援は、あくまで「保護者の育児のサポート」をすることです。

「自分の価値観と違う育児をしている保護者に育児方法を改めさせる」
「ダメな保護者を指導する」
「クレームをつけてくる保護者と対峙する」
などは、保護者支援ではありません。

保護者は敵ではなく、「一緒に子どもを育むパートナー」です。

また、保育者は主役ではなく、メインは子どもたち。

その子どもたちを育む保護者を時には一緒に、時には後ろからそっと支えるのが保育者の役割です。

大切なのは、自分の意券を押し付けることではなく「保護者の気持ちに寄り添って、話を聞き、解決できるようにサポートする」こと!

このことを忘れずに保護者と接するようにしましょう。

保護者支援の方法

保護者支援の方法

保護者支援の基本は「話を聞くこと」にあります。

保護者の話を聞いて、聞いて聞いて聞いて・・・話を聞くだけで終わることもたくさんあると思います。

・話が長くて嫌だな
・この保護者とは気が合わないんだよな
・子どもの様子を見ているときっとこの保護者はきちんと育児してないんだろうな
なんてマイナスなことを思っていると相手にも伝わってしまうので要注意!

自分の意見や解決方法などを伝える時には「絶対こうすべき!」ではなく“提案”として伝える程度にとどめて、「保護者が本当は何を求めているのか」を考えながら対応するようにしましょう。

また、他の保護者や子どもと比較するような発言もNGです!

「え〜もうどうしたらいいかわからない!」
「やっぱり保護者と話すは怖い!」

そんな風に感じたら、
・いつも笑顔をキープ
・挨拶はしっかりと!
・どの保護者に対しても同じように接する
・誠実に対応する
ことだけ、気をつけておくのがおすすめです!

保護者支援の基盤となる「信頼関係」を結べるように頑張ることが保護者支援の第一歩です!

まとめ

保護者の育児をサポートするといっても、学生のうちはもちろん、新米保育者には難しい対応だったり、迷ったりする場面もたくさんあると思います。

そんな時は、先輩保育者や主任、園長先生に頼りましょう!

保護者支援については、学校でもじっくり学ぶ機会が少ないので、現場に出ていきなり直面するため、みんなドキドキするものです。

先輩の対応方法や保護者との会話を聞いたり、研修会などに参加したりして、子どもたちの笑顔につながる保護者支援を行えるようにしていきましょう。


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