コラム
実習で質問が思いつかない!先生に聞いておきたい質問例10選

保育実習では、子どもとの関わり方や保育者の動きなど、さまざまなことを学ぶ機会があります。
実習中に「先生に質問してみよう!」と思っていても、いざ質問する時間になると、「何を聞けばいいんだろう?」「こんなことを聞いても大丈夫かな?」と迷ってしまうことはありませんか?
また、実習担当の先生から「何か質問はありますか?」と聞かれても、すぐに質問が思い浮かばないこともあるでしょう。
特に、実習が始まったばかりの頃は、目の前の子どもたちと関わることに集中し、周りを見る余裕がなくなりがちです。
疑問に思うことがあっても、その場では質問が浮かばなかったり、後から「あれを聞けばよかった!」と思い出したりすることもあるでしょう。
そこで今回は、保育実習で実習担当の先生への質問が思いつかないときに役立つ、聞いておきたい質問例10選を紹介します。
質問例
・子どもの発達について聞く
子どもたちは同じ年齢であっても、興味のあることや得意なこと、できるようになることは一人ひとり異なります。
実習中に子どもたちの姿を観察しながら、年齢ごとの発達の特徴や成長の様子について先生に質問してみましょう。
例えば、次のような質問がおすすめです。
「〇歳児には、どのような発達の特徴がありますか?」
「この時期には、どのようなことができるようになりますか?」
「子どもの成長を見守るうえで、どのようなところに注目するとよいですか?」
子どもの発達について知ることで、年齢に応じた関わり方や、一人ひとりの成長に合わせた援助について理解を深められます。
先生の話を聞きながら、実際の子どもたちの姿と照らし合わせて学んでいきましょう。
・子どもへの声かけについて聞く
子どもと関わる中で、どのような言葉をかければよいか迷う場面もあるでしょう。
子どもが泣いているときや、気持ちをうまく言葉にできないとき、友達とトラブルになったときなどは、どのように声をかければよいか迷うこともあります。
そんなときは、先生がどのようなことを意識して声をかけているのか聞いてみましょう。
例えば、次のような質問がおすすめです。
「子どもが泣いているとき、どのような言葉をかけていますか?」
「子どもが自分の気持ちをうまく伝えられないとき、どのように関わっていますか?」
「子どもに何かを伝えるとき、分かりやすく伝えるために工夫していることはありますか?」
実際に直面した場面を振り返りながら質問すると、具体的なアドバイスをもらいやすくなります。
教えてもらった声かけをそのまま覚えるだけでなく、なぜその言葉を選ぶのかまで考えてみると、さまざまな場面に応用できるようになります。
・遊びの援助について聞く
子どもが遊んでいるとき、保育者は一人ひとりの様子を見ながら、関わり方を工夫しています。
子どもが自分で遊びを楽しんでいるときはそっと見守り、困っているときや援助が必要なときには声をかけたり、手助けしたりすることもあります。
例えば、次のような質問がおすすめです。
「子どもの遊びを見守る際に、どのようなことに気をつけていますか?」
「子どもが遊びに興味を持てるように、どのような工夫をしていますか?」
「子どもから遊びに誘われたとき、どのように関わることを大切にしていますか?」
先生がどのようなことを意識して関わっているのかを知ることで、子どもの主体性を尊重した援助について理解を深められます。
・子ども同士のトラブルへの対応について聞く
おもちゃの取り合いや順番をめぐる言い合いなど、子ども同士のトラブルは保育の中で起こることがあります。
そうした場面では、すぐに保育者が仲立ちするのか、まずは子ども同士で解決しようとする姿を見守るのかなど、状況に応じた関わり方が大切です。
例えば、次のような質問をしてみましょう。
「子ども同士のトラブルでは、それぞれの気持ちをどのように聞いていますか?」
「子ども同士で解決しようとしているとき、どのように見守っていますか?」
どのように対応しているかだけでなく、その理由についても質問することで、子ども同士の関わりを支える保育者の役割について理解を深められます。
・クラス全体への伝え方について聞く
朝の会や活動の切り替え、片付けの時間など、保育者はさまざまな場面でクラス全体に声をかけています。
子どもたちに分かりやすく伝えたり、次の活動にスムーズに移れたりするよう、どのような工夫をしているのか先生に質問してみましょう。
例えば、次のような質問がおすすめです。
「子どもたちに活動の切り替えを促すとき、どんなことを意識していますか?」
「クラス全体に話をするとき、子どもたちに注目してもらうために工夫していることはありますか?」
実際に観察する際は、先生の声のかけ方や、それに対する子どもたちの反応を観察しながら、どのような工夫がされているのか考えてみましょう。
・保育環境について聞く
保育室の机や棚、おもちゃの置き方など、保育環境には子どもたちが安全に過ごし、自分で遊びを選んで楽しめるようにするための工夫があります。
「どうしてこの場所に絵本が置いてあるんだろう?」「このスペースは何のためにあるんだろう?」と気になったことがあれば、ぜひ先生に質問してみましょう。
例えば、次のような質問がおすすめです。
「子どもが自分で遊びを選べるように、環境づくりで工夫していることはありますか?」
「子どもが安全に過ごせるように、保育室の配置で気をつけていることはありますか?」
環境構成は、子どもたちの遊びや生活のしやすさに大きく関わります。
先生がどのような意図を持って環境を整えているのかを知ることで、子どもの姿に合わせた環境づくりの工夫や大切さについて理解を深められます。
・保護者との関わりについて聞く
保育士は、子どもたちへの保育だけでなく、保護者との関わりも大切にしています。
送迎時の挨拶や子どもの日々の様子の共有など、保護者とコミュニケーションを取る場面も多くあります。
例えば、次のような質問がおすすめです。
「保護者と話すときに、気をつけていることはありますか?」
「保護者との会話で、子どものどのような姿を伝えるようにしていますか?」
保護者との信頼関係を築くためには、丁寧な言葉遣いはもちろん、相手の話に耳を傾けたり、子どもの様子を具体的に伝えたりすることも大切です。
実習生のうちは、まず先生と保護者のやり取りを観察し、どのような言葉を選び、どのような配慮をしているのかに注目してみましょう。
・安全管理について聞く
保育では、子どもたちが安心して過ごせるように、事故やけがを防ぐための安全管理が欠かせません。
園庭での遊びや散歩、室内での活動など、それぞれの場面に応じた確認や準備が行われています。
例えば、次のような質問がおすすめです。
「子どもが遊んでいるとき、特に注意して見ていることはありますか?」
「散歩に出かける前には、どのような準備や確認をしていますか?」
こうした質問を通して、保育者が日頃からどのような点に気を配っているのかを学べます。
先生がどのような危険を予測し、事故やけがを防ぐために工夫しているのかにも注目してみましょう。
・実習生としての自分の課題について聞く
実習では、子どもとの関わりだけでなく、自分自身の保育について振り返ることも大切です。
「今日の自分はどうだったかな?」「もっと工夫できることはあったかな?」と考えても、自分だけでは気づきにくいこともありますよね。
そんなときは、先生に具体的なアドバイスをお願いしてみましょう。
例えば、次のような質問がおすすめです。
「子どもへの声かけで、改善できるところはありますか?」
「今日の子どもとの関わりで、次に意識するとよいことはありますか?」
漠然と感想を聞くよりも、自分が実際に経験した場面を挙げて質問すると、具体的なアドバイスをもらいやすくなります。
先生からの助言を次の実習に生かし、できることを少しずつ増やしていきましょう。
・保育士になるために今から学んでおくことを聞く
実習は、将来保育者として働く自分をイメージする機会でもあります。
現場で働く先生に、学生のうちに学んでおくとよいことや、仕事をするうえで大切にしていることを聞いてみるのもおすすめです。
例えば、次のような質問がおすすめです。
「保育士になってから、学生のうちに学んでおいてよかったと思うことはありますか?」
「保育士として働く中で、大切にしていることは何ですか?」
先生自身の経験を聞くことで、教科書だけでは分からない現場の様子や、保育士として働くうえで大切にしたい考え方を知るきっかけになります。
先生の話を、これからの学びや将来の進路を考える際の参考にしてみましょう。
まとめ
保育実習で実習担当の先生への質問が思いつかないときは、子どもの姿や保育者の関わりを振り返り、「なぜだろう?」「どうしてこうしているのかな?」と考えてみることが大切です。
子どもの発達や声かけ、遊びの援助、安全管理、保護者との関わりなど、実習中にはたくさんの学びのチャンスがあります。
今回紹介した10個の質問例を参考に、まずは自分が気になったことから先生に聞いてみましょう。
質問は、上手にまとめて伝えられなくても大丈夫です。
大切なのは、分からないことをそのままにせず、学ぼうとする姿勢です。
先生から教えてもらったことを自分なりに考え、次の日の実習で意識してみることで、少しずつ学びを深めていきましょう。



