実習コラム

【5領域】『健康・人間関係・環境・言葉・表現』はどれも重なり合っている!活動を5領域から考えてみよう

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子どもたちの成長に必要な要素を5つにまとめた5領域。

「健康・人間関係・環境・言葉・表現」の5つそれぞれを軸にした活動もありますが、どの要素もどこかで他の要素と重なりあう部分があります。

そこで今回は活動の中のどこが、どの要素に結びつくのか活動を5領域から考えてみました。

感覚がつかめてくると自然と活動の中で5領域を意識できるようになっていくと思います。

「どういうこと??」と戸惑っている人も、「なんとなくわかる気がするけど自信ないな」という人も、じっくり5領域と向き合ってみましょう。

5領域が重なりあっているってどういうこと?

5領域が重なりあっているってどういうこと?

「健康・人間関係・環境・言葉・表現」と5つに分けられている5領域ですが、それぞれが完全に切り離されているわけではありません。

「健康」の中に「人間関係」も「環境」も「言葉」も「表現」も関わってきますし、その他の領域の中にも別の領域が関わっているのです。

たとえば「鬼ごっこ」。
・走り回ることで体を動かす「健康」
・友だちと遊びを楽しむ「人間関係」
・走り回れる場所を用意する「環境」
・ルール決めやタッチ!などの声を掛ける「言葉」
・どうしたいのか、自分の想いを伝える「表現」

1つの活動の中にもすべての領域が関わってくる、ということが見えてきますよね。

ここからは、1歳以上3歳未満児と3歳以上児の活動に分けて5領域がどう重なりあっているのかを見ていきます。

1歳以上3歳未満児の5領域が重なり合っている活動

1歳以上3歳未満児の5領域が重なり合っている活動

1歳以上3歳未満児の活動の中では、5領域が以下のように重なり合っています。

近所の公園へ散歩に行く
・日の光や風などを肌で感じたり歩いたりして体を動かす「健康」
・友だちや保育士と一緒に歩くことで人とのふれあいを体験する「人間関係」
・外を歩く、バギーに乗って移動する、公園そのものの「環境」
・「気持ちいいね」「楽しいね」と保育者や友だちとの会話を楽しむ「言葉」
・土や葉っぱ、お花などを見たり触ったりして感覚を養う「表現」

みんなで歌ったり踊ったりして音を楽しむ
・大きな声を出す、踊るなど体の使い方を知る「健康」
・友だちや保育士と一緒に何かをする楽しさを感じる「人間関係」
・歌ったり踊ったりする場所や子どもの配置を決める・道具を準備する「環境」
・歌を歌って言葉の音を楽しむ「言葉」
・歌ったり踊ったりして、自分の気持ちを表す「表現」

いつもの保育にも、5領域の要素がたくさん含まれています。

5領域の要素は特別な活動をしなければ育めないものではありません。

5領域を意識して、一日の流れを見直してみるとたくさんの気づきがありそうですね!

3歳以上児の5領域が重なり合っている活動

3歳以上児の5領域が重なり合っている活動

3歳以上児ではどんな活動で5領域が育めるのでしょうか?

みんなでカレー作りをする
・食べ物への興味関心をもつ「健康」
・友だちと協力してひとつのことに取り組む「人間関係」
・生活の中の様々なものに触れ数量などに関心をもつ「環境」
・生活の中で必要な言葉を知り、使う「言葉」
・野菜などの感触を味わい、つくることを楽しむ「表現」

ここで記載したポイントだけでなく、料理をする前に手を洗うことも「健康」に関わる行動になりますし、カレーに入れるお肉から動物の命の尊さを考える「環境」にもつながります。

また、何気なく過ごしているいつもの生活にも5領域の要素が重なり合っています。

いつもの生活で育める5領域
・朝登園してきて、保育士(先生)やお友だちとあいさつをする(人間関係、言葉、表現)
・朝の会でリーダー活動をする(健康、人間関係、言葉)
・遠足の思い出を絵に描く(環境、表現)
・給食やお弁当を食べる(健康、人間関係、環境)
・外で自由に遊ぶ(健康、人間関係、環境、言葉、表現)

園での生活は、どんな些細なことにも5領域が関わってくると考えて過ごすとよさそうですね。

まとめ

「5領域」と聞くとなんだかとっても難しいもののように聞こえますが、実は日常の中で育めるものばかり。

少し意識をするだけで、「トイレに行きたいと言ってトイレへ言って排泄(はいせつ)する」ことも多くの力を育める活動になります。

実習中も、行動をひとつひとつ意識しながら過ごしてみましょう!

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