コラム
実習経験はこう伝える!面接で評価される話し方

保育園や幼稚園の面接では、「実習ではどんな経験をしましたか?」「印象に残っている実習のエピソードはありますか?」など、実習について質問されることがあります。
しかし、いざ聞かれると「何を話せばいいの?」「どうまとめればいいの?」と不安になる学生さんも多いもの。
特別なエピソードがないといけないのかな、失敗した話はしていいのかな……と悩んでしまいますよね。
でも面接で大切なのは、立派な経験ではありません。
その経験にどう向き合い、何を学んだのかが評価されるポイントなんです。
そこで今回は、実習経験を面接で好印象につなげるための考え方と、伝え方のコツを分かりやすく紹介します!
面接で実習経験が聞かれる理由は?
まず知っておきたいのは、園が実習経験について質問する理由です。
園側は、学生さんが どんな保育観を持っているのか、子どもとどう関わろうとしているのか、そして 学ぶ姿勢があるか を知りたいと考えています。
つまり、「うまくできたか」「完璧だったか」といった結果よりも、その経験から何を感じ、どう考え、どう成長しようとしたか が重視されているのです。
ですから、無理に成功談だけを話す必要はありません。
■エピソードは小さなことで大丈夫
面接で話す実習経験は、大きな成果でなくても問題ありません。
たとえば、
・子どもとの関わりで悩んだこと
・先生の声かけを見て学んだこと
・少しずつ子どもと距離が縮まった経験
など、日常のささやかな一コマで十分です。
「こんな話でいいのかな?」と思うような経験こそ、あなたらしさが表れ、面接官の印象に残りやすいもの。
自分が体験し、学んだことに自信を持って考えてみましょう。
面接で評価される話し方は?
■話し方の基本は“流れ”を意識する
実習経験を伝えるときは、内容を整理して話すのがポイントです。
おすすめの構成はこの3つ。
・どんな場面だったか(状況)
・そのときどう感じ、どう行動したか(考え方・工夫)
・そこから何を学んだか(気づき・成長)
この順番に沿うだけで、話が格段にわかりやすくなります。
長く話す必要はなく、1〜2分程度に収めると聞き手にも伝わりやすいです。
■子どもとの関わりを具体的に伝える
状況:「最初は距離があり、どう声をかけるか悩みました」
行動:「毎日同じ時間にそばで静かに見守ることを続けました」
学び:「少しずつ笑顔を見せてくれるようになり、子どものペースを大切にすることの重要性に気づきました」
行動と学びがセットになることで、成長が伝わりやすくなります。
■失敗した経験も“成長の証”になる
実習中の失敗は話してはいけないものではありません。
「声かけがうまくいかず、子どもが混乱してしまった」
→「先⽣に相談し、言葉を短く分かりやすく伝えるように工夫しました」
失敗をどう受け止め、どう改善したかが伝わると、意欲や柔軟性が評価されます。
■「楽しかった」で終わらせない工夫
「楽しかった」は大切ですが、それだけだと内容が薄く感じられます。
理由や背景を添えると印象が深まりますよ。
「子どもができるようになった瞬間に立ち会えたことが嬉しかった」
「先生方の関わり方を見て、新しい気づきが得られたことが楽しかった」
■志望園の保育につなげると好印象
実習での学びを、志望園でどう活かしたいかにつなげると意欲が伝わります。
「実習で学んだ、子どもの気持ちに寄り添う姿勢を、貴園でも大切にしたいと思いました」
難しく考えず、こんな保育者になりたいという思いを素直に伝えることが大切です。
緊張してうまく話せないときはどうする?
面接では緊張して、準備したことが飛んでしまうこともあります。
そんなときは、無理に話を広げようとせず、まずは深呼吸してゆっくり話すことを意識しましょう。
「少し考えてもよろしいでしょうか」と一言添えるのも、マナーとしてまったく問題ありません。
焦らず、自分のペースで答えることが大切です。
■事前準備で安心感をつくる
面接前に実習の振り返りから、話せそうなエピソードを2〜3個選んでおくと、いざという時の安心材料になります。
要点をノートにまとめたり、友だちと練習したりするのも効果的です。
実際に声に出して練習しておくことで、本番でも自然と言葉が出てきやすくなります。
まとめ
実習経験は、保育学生さんにとって大きな強みです。
大切なのは、立派な成果をアピールすることではなく、子どもとどう向き合い、何を学んだかを自分の言葉で伝えること。
小さな出来事や失敗も、あなたが成長した証です。
面接では完璧を目指さなくて大丈夫。
実習を通して感じたこと、気づいたことを素直に話してみてください。
その姿勢こそが、きっと園の先生に「一緒に働きたい」と感じてもらえるはずです。



