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秋にぴったりの絵本!読み聞かせおすすめリスト&問いかけアイデア

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秋といえば、心がほっと温かくなる季節ですよね。
空気が澄み、落ち葉が舞い、食べ物もおいしく感じられるこの時期、子どもたちも自然と季節を感じ取っています。
そんな秋にぴったりなのが、絵本の読み聞かせ。
絵本は子どもたちに、季節の移り変わりを感じさせたり、心の成長につながったりする大切な時間になります。
今回は、秋におすすめの絵本と、子どもたちの心をぐっと惹きつける問いかけ方のコツをご紹介します!

秋のおすすめ絵本リストと問いかけ方

秋の絵本といっても、テーマはさまざまです。
「自然」「食べもの」「動物」「行事」など、いろいろな視点で選ぶことができます。
ここでは、保育園や幼稚園で読みやすく、子どもたちに人気の絵本をいくつか紹介します。


▲おちばいちば
(西原みのり)

色とりどりの落ち葉たちが集まって開く「落ち葉の市場」。 りんごの葉、いちょうの葉、もみじの葉……さまざまな葉っぱが登場し、見ているだけで秋の森にいる気分になります。 自然を身近に感じられ、絵がきれいで乳児さんにも人気です。お散歩活動とのつながりが作りやすいため、おすすめです。

・問いかけの例
「みんなの好きな葉っぱはどれかな?」
「園庭にもこんな葉っぱあるかな?あとで探してみようか!」
「同じようなかたちの葉っぱを見つけられるかな?」




▲さつまのおいも
(中川ひろたか、村上康成)

秋の定番絵本といえばこの一冊ではないでしょえか。 土の中にいるおいもたちが、お風呂に入ったり、筋トレしたり…とユーモアたっぷり。子どもたちが大笑いする人気作ですよ。 秋の味覚に興味がわく内容で、リズムのよい言葉で読みやすいのが印象的。発表会やごっこ遊びの題材にもなるので、保育に取り入れやすいのがおすすめポイントです。

・問いかけの例
「みんなはさつまいも好き?どうやって食べるのが好き?」
「おいもさん、なんでこんなに元気なんだろうね?」
「みんなで、まねっこしてみよう!」




▲どんぐりむらのぼうしやさん
(なかやみわ)

秋のどんぐりむらシリーズは、子どもたちに大人気です。どんぐりたちが働きながら助け合う姿に、思わずほっこりします。 絵本の内容から「働くってなあに?」を考えるきっかけにもなり、キャラクターがかわいく、年長児にもおすすめです。勤労感謝の日などの行事保育にもつなげやすいので、保育の導入としても使えるでしょう。

・問いかけの例
「どんな帽子がかぶりたい?」
「みんなだったら、どんなお店をやってみたい?」


子どもが夢中になる読み聞かせのコツ

絵本の内容だけでなく、読むときの雰囲気づくりもとても大切です。
実習で読み聞かせを行うときは、以下のポイントを意識してみましょう。

・声のトーンと間を大切に
登場人物や状況に合わせて声を少し変えるだけで、子どもたちはぐっと引き込まれます。
また、ページをめくる前の間を大事にすることで、子どもの想像がふくらみます。

・子どもの表情を見ながら読む
絵本を読みながら、子どもたちの反応を観察しましょう。
笑っている、驚いている、集中している…そんな様子から、どんな部分が心に響いているかがわかります。

・読み終わった後の“ひとこと”を工夫する
「おしまい」で終わるのもいいですが、「どんなお話だったかな?」「○○のところ、楽しかったね!」と声をかけると、子どもたちは絵本の世界を自分なりに整理しやすくなります。

まとめ

秋の絵本読み聞かせのおすすめリストや、子どもへの問いかけ方についてお話ししてきました。
秋は、自然や食べもの、季節の変化を感じるのにぴったりの時期です。
絵本を通して子どもたちの「見る・聞く・感じる」力を育てていきます。
保育学生さんにとっても、絵本は子どもと心をつなぐ大切なツールです。
焦らず、まずは自分自身が「この絵本いいな」と思える一冊を見つけることから始めてみましょう!

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