コラム
実習先で「先生またやって!」と言われた遊びベスト5
保育実習期間中、子どもたちとどのように関わるかは大きな課題です。
指導案や実習日誌など書くこともたくさんありますが、やっぱり一番大切なのは子どもたちと直接ふれあい、信頼関係を築くこと。
その中でも、遊びは子どもたちと心を通わせる絶好の機会です。
短い実習期間であっても「先生、またやって!」と笑顔でお願いされる瞬間は、実習生にとって嬉しいことですよね。
今回は、実習先で特に好評な遊びベスト5をご紹介していきます!
実習先で「先生またやって!」と言われた遊びベスト5
第5位:手遊びうた
保育の場で定番なのが手遊びうたです。
短い時間で楽しめて、歌と動きがセットになっているので、小さな子でも自然に参加できます。
「グーチョキパーでなにつくろう」や「パンダうさぎコアラ」などは、乳児クラスでも楽しむことができ、繰り返すたびに子どもたちの声が大きくなり、笑顔も増えていきます。
幼児は真似をするのが大好きなので、実習生が楽しそうにやるだけで自然と輪が広がり、「先生、もう1回!」とリクエストが飛んできますよ。
第4位:パネルシアター・紙芝居
少し落ち着いた時間におすすめなのが、パネルシアターや紙芝居です。
視覚的にわかりやすく、物語の展開に夢中になる子が多くいます。
動物が次々に登場する簡単なお話には、子どもたちが「次は何が出るの?」と目を輝かせること間違いなし!
読み終わった後には「もう1回読んで!」と声があがり、子どもたちの集中力や想像力を引き出すことができます。
第3位:しっぽとりゲーム
戸外遊びで大盛り上がりするのが、しっぽとりゲームです。
腰に布やひもをつけて走り回るだけのシンプルなルールですが、追いかける・逃げるという動きは子どもたちにとって大きな魅力といえます。
普段はあまり積極的でない子も、友だちと一緒に走ることで自然と参加することができる遊びです。
実習生が「捕まえる役」をすると、子どもたちはさらに燃えて「先生に勝ちたい!」と大興奮。
終わった後に「またやろう!」と声をかけてもらえる遊びのひとつです。
第2位:フルーツバスケット
室内で遊べる集団ゲームとして、フルーツバスケットは特に人気です。
子どもたちの年齢に合わせて「いちご・りんご・ばなな」といった簡単な言葉を使い、鬼になった子が元気いっぱいに掛け声をかけます。
ゲームが進むと自然に笑い声や歓声があふれ、友だちと一緒に楽しむ雰囲気が広がりますよ。
鬼になれなかった子も「次は絶対やりたい!」と自分から手を挙げ、遊びを通して主体性が引き出されることを実感できます。
第1位:大型絵本の読み聞かせ&ごっこ遊び
一番人気は、大型絵本の読み聞かせと、それをもとにしたごっこ遊びです。
大きな絵本は迫力満点で、子どもたちは絵に吸い込まれるように集中します。
読み終えた後に「この動物になりたい!」「あの場面をやってみよう!」と自然にごっこ遊びへと発展。
例えば『おおきなかぶ』を読んだ時には、子どもたちが次々に「うんとこしょ、どっこいしょ!」と掛け声をかけ合い、読み終わった後には、大きなかぶを抜くまねをして遊び始めます。
その楽しさから「先生、明日もこれやろう!」と子どもたちとの距離がぐっと近づきます。
まとめ
実習先で子どもたちから「先生、またやって!」と言われた遊びベスト5をご紹介しました。
振り返ってみると、どの遊びにも共通していたのは、
・ルールがわかりやすいこと
・みんなで楽しめる一体感があること
・子どもたち自身が主役になれること
の3つでした。
遊びは子どもの発達を支えるだけでなく、友だちや大人との関わりを深める大切なものです。
実習中に「もう一度やって!」と子どもから直接声をかけてもらえた経験は、大きな自信につながり、保育士を目指す力になるはずです。
これからも子どもたちの「楽しい!」という気持ちを大切にしながら、一緒に遊び、学んでいけるといいですね。