コラム

実習中、会話のネタがない…子どもたちと何を話せばいいの?

/common/uimg/実習中、会話のネタがない…子どもたちと何を話せばいいの?

保育実習に入ると、「子どもたちとどう関わればいいのか」「どんなふうに話しかければいいのか」と戸惑うことも多いですよね。
信頼関係を築くには、まず「話しかけてくれる大人」として子どもに安心感を与えることが大切です。
会話の内容が完璧である必要はありません。
むしろ、子どもが興味を持ちそうな話題で一緒に笑ったり、驚いたりすることが、心の距離を縮める近道になります。
そこで今回は、保育実習中に役立つ「子どもと自然に話せる会話のネタ」をご紹介します。

実習中、子どもとの会話に迷った時の会話ネタとは?

・「今日の朝ごはんは何だった?」
食べ物の話は子どもにとって身近で話しやすいテーマです。
「パン食べた?」「いちご好き?」「牛乳飲んだ?」など、簡単な質問から入ってみましょう。
「えー!先生もパンだった!」と共通点を見つけると、ぐっと距離が縮まります。
また「今日の給食はカレーライスなんだって」と給食の話題を出すと、「好きな食べ物はなに?」と会話を広げやすいですよ。

・「○○くんの靴、かっこいいね!」
身につけているものを褒めるのも効果的です。
靴や洋服、髪型、リュックなどは、子ども自身や家族のこだわりが詰まっていることが多いもの。
「これ新しいリュック?」「誰が選んだの?」と質問をつなげると会話が広がります。
キャラクターものなら「先生もそのキャラクター好き!」と伝えると、さらに盛り上がりますよ。

・「好きな遊びはなに?」
遊びは子どもの世界の中心。
「おままごと好き?」「ブロックでなに作るの?」などと聞くと、子どもは自分の好きなことを楽しそうに話してくれます。
「あとで一緒にやろう!」と誘えば、自然に関わりも深まります。

・「おうちにペットいる?」
動物の話は子どもに人気の鉄板ネタです。
「犬いる?」「猫好き?」「動物園行ったことある?」などと聞けば、家庭での様子や生活背景を知るきっかけにもなります。
「犬ってどんな種類?」「動物園で何を見たの?」などと広げると、大人も子どもも楽しめます。

・「この前、こんな夢みたんだよ〜」
慣れてきたら、自分の話をきっかけにするのもおすすめ。
特に夢の話は自由で楽しく、子どもも想像を広げやすいテーマです。
「空を飛ぶ夢を見たよ!○○ちゃんはどんな夢を見たことある?」と投げかけると、自然な会話のキャッチボールができます。

・「雨の日は、何して遊ぶ?」
天気や季節にまつわる話題も話しかけやすいです。
「雨の日は長靴履く?」「カエル見たことある?」など、今の気候や行事に合わせた話題を出すと「知ってる!」「うちでもやった!」と盛り上がります。
さらに、子どもたちから雨の日に人気の室内遊びを聞けることもあり、実習の参考になりますよ。

・「これ、どうやって作ったの?」
製作や絵を描いているときには、その作品に注目して声をかけてみましょう。
「このお花、どうやって塗ったの?」「これロボットかな?」と興味を示すだけで、子どもは誇らしげに説明してくれます。
観察力も身につく、一石二鳥の関わり方です。


まとめ

今回は、実習中に子どもとの会話に困ったときに役立つ会話ネタをご紹介しました。
大切なのは「うまく話すこと」よりも、「一緒に楽しむこと」です。
保育実習では、子どもとの会話に悩むのは誰にでもあること。
でも、会話の目的は「正しく話すこと」ではなく、「相手と気持ちを通わせること」です。
緊張せず、焦らず、まずは一言でも多く話しかけてみましょう。
その一言が、子どもにとって「先生とお話できて楽しかった!」という思い出になるかもしれません。
怖がらずに、今回紹介した定番の会話ネタをヒントにして、子どもとの会話を楽しんでみてくださいね。

実習コラム一覧

ページ上部へスクロール